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心理学で解釈する幸せとは

 

心理学の観点からの幸せは

どう解釈しているのだろうか?

 

哲学でも幸福論は様々な学説がある

宗教学…仏教においては、解脱=六道輪廻からの脱却が究極の幸せとされている

 

マズローの自己実現理論をご存知だろうか?

マズローの欲求段階説とも呼ばれている

 

人には、5段階の欲求があり

低い欲求から順番に満たされていき、欲求が変化するというものだ

 

私は若干異論もあるが

わかりやすいのでこれを使って説明する

 

その5段階は下記

1、生理的欲求

2、安全の欲求

3、愛の欲求

4、名誉の欲求

5、自己実現の欲求

 

人は1番が満たされていないと

2番以降の欲求はでてこない

 

食事に困っている人には、名誉やお金より

まず空腹を満たすことが優先になる

 

例えば、あなたが夫に不満があったとする

その夫が山で遭難して行方不明になったとしたらどうだろう…

あなたは、生きていてさえいてくれれば何もいならい…と願うだろう

しかし、生きて帰ってきたら

きっとまた不満を言うだろう

 

お金に困っている時は

余裕がなくても、ことは足りる収入があったら、それだけで幸せだと願う

 

しかし満たされれば、もっと収入が欲しい…など欲求が増える

 

それは永遠に満たされることのない

レールに乗っているいうことだ

 

そして人は満足感に耐性を持つ

ある人が10万円くれたとする

とても嬉しい

だが、その人は毎日10万円をくれるようになると

耐性ができ、当たり前になり

最初と同じ満足感は得られない

それどころか急に中断されると不満に思うだろう

 

人の欲求は底なし沼

留まることを知らない

 

不満や悩みの根源は

これらの欲求が満たされないことから発生することが、ほとんどだ

そのようなシステムになっているのだ

 

この欲求のシステムをキチンと理解することから

幸せの追求が始まる

宗教学の幸せの追求と、心理学の理論づけの融合は
本当の幸せの追求に役立つ知識となってくるのではないだろうか?

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